50年前に東派川を締め切ったことを記念して、建設省浜松工事事務所から贈られたモニュメント。
ステンレスの板材で構成された竜が、「希望の丘」中央の石垣の台座に乗っている。それを取り囲むように種類の異なる大小14個の岩が置かれている。

分 類彫金
作 者不詳
制作年平成4年頃(1992)
場 所竜洋西堀緑地公園(高木)
かつて枝分かれしていた天竜川をせき止めた場所。

取材をおえて

やや北向き加減、天竜川の源流方向(?)を向き、天を仰ぐように佇んでいる。
手に掲げている玉は輝き、空や周囲の風景を写している。
2枚のステンレス板で構成されている体躯は美しい曲線を描き、光が反射して、眩しい。シンプルだが、魅力的だ。少年のような若い竜の姿に見える。ふと「千と千尋」のハク(竜)を思い浮かべた。
春には周囲の桜が咲きほこり、夏、秋・・と季節の移り変わりとともに風景に興を加えている。
南側には、木立があり、芝生で整備された広場がある。気持ちの良い季節には、家族連れで賑わうのだろうか。