竜洋南部工専土地区画整理事業の記念碑として作られた。
レンガを敷き詰めたサークル(円)の中央の台座に設置されている。
赤、白、黒、黄の花崗岩の組み合わせが一つ一つ異なる球体が九つ積み上げられている。

分 類石造物
作 者仲山進作、制作協力・近藤均、竹内淑浩
制作年平成4年~6年(1992~94)
場 所竜洋スポーツ公園(南平松)
詳 細高さ238㎝×幅202㎝

取材をおえて

遠目で見るとそれほどではないが、近づくに従ってその大きさに圧倒される。そばで見上げると、空に向かってスクラムを組んでいるように見える。
球体は一つ一つ色の組み合わせとその傾きが異なり、個性的であると同時に互いにバランスをとり合って「協力」「和」の大切さを無言のうちに伝えているようだ。石は冷たい素材のように思われるが、花崗岩の4色が何とも言えない柔らかさを感じさせる。
中央の球は赤が主体で、周囲の八つの球には、つながると円に見える凹みがあって一体感があり、夕陽を囲んで共に存在している人々を表している(?)。
時折、隣接する道路を走る車の音が途切れると訪れる静寂、周囲の木々と共にサークルの中でベンチに座っていると自然とも調和しようと言われているようだ。