竜頭と竜口は水路で繋がっている。ホールの前庭にある竜頭の口から流れ出た水は、ホール中央を流れる水路を通って、中庭の竜口から流れ出るようになっている。
中庭には、ミニステージがあり、時にワンコインコンサートなどが催される。

分 類銅像
作 者仲山進作
制作年昭和62年~平成元年(1987~89)
場 所磐田市竜洋公民館(なぎの木会館)前庭及び中庭(豊岡)
詳 細竜水 高さ150㎝×幅120㎝
竜口 高さ50㎝×幅80㎝

取材をおえて

竜頭は、右手に玉をつかみ、左手は地面にしっかり爪を立て、じっと前を見つめている。自分の口から流れ出た水の行方を見失うまいとしているかのようだ。風になびくひげは何物をも恐れないと言っているようにも思える。
小ぶりな作品は来訪者にかわいがられるらしく、ウロコや角は照り輝いている。愛嬌のある表情と言えなくもないか。
竜口は、大口を開けて、口から水を振りまきながら、今にも飛び出していきそうだ。こちらも大きいとは言えない作品だが、正面から見つめるとなかなか迫力がある。