ライオンズクラブによる寄贈
中央図書館入り口左手に小さな広場があり、南側の池の中に座っている。

分 類銅像
作 者赤川政由
制作年平成5年(1993)
(トンボの精の横のプレートにはFeb.2.1995と刻まれている。)
場 所磐田市中央図書館 前庭

取材をおえて

レンガで縁取られた半円の小さな池には、トンボの精が座っている大石と共に、斜め上に向かって突き出した小枝がある。
右手を頬にあてて、何かに聞き入っているようなトンボの精は、帽子をかぶり背中には羽がある。遠目ではピーターパンのようにも見えるが、彼には羽はないし、少年のはず。トンボの精は、もう少し年を経ているようだ。池から突き出ている小枝にトンボが留まりに来るのをじっと待っているようでもある。
広場は木々と草花に囲まれ、木のベンチと手遊び歌を焼きつけた陶椅子が幾つか置かれている。絵本を読み疲れたお母さんと子どもが、外の空気を吸いに出てきて、椅子の座面を見ながら手遊び歌を楽しんでいる姿が浮かんできそうだ。

広場から図書館の建物に沿って北側に回り込むと、笑爽会(図書館を美しくする会)の方々に手入れをされた美しい花壇がある。北口から歩いて訪れる市民の目を楽しませている。