安久路第二土地区画整理事業記念碑
サッカー練習場とアスレチック広場、木々に囲まれた公園内にある。
安久路川をイメージして造られた花崗岩と、地域の人々や自然を写しだす鏡としての半球の御影石によるモニュメント。
分 類 | 石彫 |
作 者 | 不明 |
制作年 | 平成9年(1997) |
場 所 | 安久路公園 |
取材をおえて
中央のモニュメントには、三重の波が表現されている。柔らかい曲線は、丁寧に彫り込まれた波のしぶきと共に、人々に愛される安久路川の流れを表しているようだ。使われている茶系の色は、石でありながら暖かさを感じさせる。
黒い御影石を中心に色とりどりの敷石構成している四つの同心円は、自然と協調して生きる人々の思いを広げているかのようにも見える。
モニュメントの門のように置かれた石造物の上に置かれている動物の姿も、ユーモラスである。向かって左には思いきり鳴嚢(めいのう)ふくらませたカエル、右側には球体から落ちないように足を踏ん張ったトンボがいて周囲の木々に溶け込んでいる。
隣のアスレチック広場では、親子づれの姿が見られ、子供たちが元気な声をあげている。